結論:耳の痛い文章、胸をグサグサと刺してくる内容にイラッとする。なぜなら図星だから。悔しいけれど現実を再認識させられた感覚。しかし、一般的なお金の本では出てこない内容に気付きも多かった。
これが本書を読んだ私の感想です。
本書のページ数や金額などの基本情報、大まかな内容などは他の方のレビューを参考にして下さい。
このレビュー記事では、タイトル通り副業で結果のでない40代のおっさんが「夢と金」を読んだ感想を書いています。
そんなん興味ねーわ。という方はどうぞ他の方のレビューをご覧下さい。
一番刺さった文章
P319
現役プレイヤーの「そこを掘っても水は出ないよ。やめておけ」というアドバイスは、感情に任せて言っているのではなく、数十年のデータをもとに言っているわけでもなく、ついさっき自分がそこを掘ってみて水が出なかったから言っている。
これに対して「やってみなくちゃ分からないじゃないか!」と反論するのは、おかしな話だろう?
素直に耳を傾けた方が良いブレーキもある。
私がなぜこの文章が刺さったかと言うと、正に現役プレイヤーのアドバイスに反論して自己流でやっていた結果、未だに結果が出ていないからです。
私は稼ぎを増やしたいと思い、副業という形でSNSやブログを始めました。
しかし、面倒くさがりとプライドの高さという最悪な特徴のから、振り返ってみると現役プレイヤーのアドバイスをほぼ取り入れずやってきました。
商売の世界では需要がない商品や発信は無いのも同然という事が言われます。
しかし、私は一度出した商品や発信を継続することに意味があると勘違いをし、反応の無い発信を延々と続けてきました。結果はお分かりの通りです。
上記の文章を読んだ時、正にその通りだと思いましたし、現役プレイヤーのアドバイスをもっと取り入れて修正していかないといけないという気付きを得ました。
2つのポイント
本書を読んだ感想として2つのポイントが挙げられます。
1つ目は、全体を通して現役プレイヤーからのアドバイスであるということ。
本書は西野さんが現在のプロジェクトで感じていることや、思考していること、そこから得た経験をもとに読者にアドバイスしている内容です。正に現役プレイヤーのアドバイスです。
2つ目は、後半に出てくる「現実を突きつける」文章です。
結論でも書いたように、正直耳が痛く、胸にグサグサと刺さる内容で、本を閉じたくなります。私が今まで読んだビジネス書やお金の本で、ここまで現実を突きつける内容のものは読んだことがありませんでした。(読書量はまだ少ないです)
しかし、書かれている内容は正論。この現実を突きつける文章によって私は思考が変化するきっかけとなりました。
今の経済状況は過去の自分がつくったものです。
このまま知らんふりをして生活していくのも1つの方法です。
でも、私はそうはしたくない。
挑戦しないまま死にたくないです。
だから、今こうやってブログを書いています。
P327
「お金がない」「お金の知識がない」「お金をつくる選択肢が少ない」・・・・。
これらがもたらすダメージの大きさを知れ。
これらが生み出す世界の小ささを知り、「自分はまだ何もしらない」ということを知れ。
話はそれからだ。
このことを知っただけでも、本書を購入して読んだ意味があったと思っています。
西野さんの「夢と金」はこちら↓