この本の概要
この本は「人生はロールプレイングゲーム」と似ているんじゃないか?という筆者の考えと、そのゲームを進める上でのポイントが書かれています。
ゲームを進める上で「これは知ってた方がいいよね」という内容が多くでてきます。
感想
一言で感想を言うなら「幸福になるための思考が分かった」です。
私は40代の凡人です。どちらかと言うと思考がネガティブで、他人と自分を比べては、
「自分はダメだ」「上手くいかない」「何をやっても長続きしない」・・・
と自分の人生に対してポジティブに考えることができない人間でした。
しかし、この本を読んで
「そもそも、今の自分は決して悪い状態ではない。むしろ可能性はまだあるじゃねーか」
と思えるようになりました。
しかも、この変化は本にあるちょっとした思考を理解しただけで起こりました。
私と同じように
- 自分に対してネガティブに考えてしまう
- 自分の人生がこれからどうなっていくんだと悩んでいる
このような方におすすめしたい一冊です。
私の思考が変わるきっかけになった箇所をご紹介します。
私が気になった箇所
ぶっちゃけ、この箇所だけでもこの本を購入して読んだ価値があったと思える内容でした。
下の図は、「幸福な人生と不幸な人生」を表した図です。本にある図をノートに書き写しました。
引用:「人生は攻略できる」P31
①は、最初からマイナスでずっとマイナスの人生だ。これはものすごくつらいだろうし、残念なことに、世界にはこういう人たちがまだたくさんいる。
②は、最初からプラスで、そのあともずっとプラスの人生だ。
①と②の境遇はぜんぜんちがうけど、よく見ると共通点があることがわかる。どちらも「変化がない」のだ。
③は、変化はあるものの、プラスからマイナスにどんどん落ちていく。これが不幸なのは誰でもわかるだろう。
一方、幸福な人生はというと、④は最初のマイナスからどんどんプラスに駆け上がっていくロールプレイングゲーム型で、⑤はプラスからいったんマイナスに落ちたあとに挽回する「再起・復活型」だ。
この二つに共通するのは、「マイナスからプラスに変化すること」と、「最後がプラスで終わっていること」だ。
引用:「人生は攻略できる」P32
ここから、幸福な人生の重要な条件がわかる。
ひとつは、いろんな障害を乗り越えながら、よい方に「変化」していくこと。
それに比べて、なんの変化もない人生や、マイナス方向に変化する人生は幸福度が低い。
もうひとつ重要なのは、最後がプラスになること。これをピークエンド効果といって、日本語では「終わりよければすべてよし」のことだ。
上記は第1章の最初に出てくる内容です。
私はここを読んで思考に変化が起こりました。
他にも赤線を引いた箇所はありますが、全ての気づきの根底には上記の考えを理解したことがあります。
本では人生について書かれていますが、もっと小さい物事でも同じ考えが成り立つと気づきました。
↑幸福な人生と不幸な人生を表した図
例えば、働き方です。
今、自分にあっていない職場や職種で働いていたとします。
今の状態は図でいうと①か④のスタート時または⑤の下の方です。つまり自分にとって不幸な状態。
しかし、これから職場や職種を変えることで、収入が上がったり人間関係に悩まなくてもよくなるかもしれません。この先プラスにもっていくことは可能です。
体型でも同じです。
今、80キロのメタボ体型だったとします。現状は同じく①か④のスタート時または⑤の下の方です。
しかしダイエットすることで、見た目がよくなり自分に自信をもてるかもしれません。また、すきな相手に好意をもってもらえるかもしれません。
副業でも同じです。
今、何かに挑戦しているけど全く稼げていないとします。
でもこれから稼いだら、外食でちょっと贅沢なお店に行くことができるかもしれません。
つまり、自分の今の状況を悪いとだけ思うのではなく、これから先プラスにもっていくことは可能だし、プラスになる可能性が十分にあると気づきました。
以上が私がこの本を読んだ感想と、読んだことによって起こった思考の変化です。
さらに本書には、幸福になるための戦略編として、
- お金
- 仕事
- 愛情、友情
について具体的な考えやアドバイスが書かれています。
最後まで読んでいいただきありがとうございました。